ソニーは,ソニーセミコンダクタ九州 熊本テクノロジーセンター(熊本テック)のCMOSセンサ工場を公開した。公開した製造ラインは,2007年春に300mmウエハーを使ってCMOSセンサの量産を開始した2号棟である。現在ソニーは,自社生産する半導体の選別を進めている。その中でCMOSセンサやCCDといった撮像素子は,自社製機器の性能に直結し,かつ製造プロセスでの差異化が可能であるため,生産設備の増強を進めていく集中分野に位置付けられている。既に同社は,今回公開した2号棟に対して2007年度から2009年度にかけて600億円の投資を行う計画を明らかにしている。