MSCSは、Windowsのサービスの1つとして動作するソフトウェアによる制御のサーバ・クラスタだ。各サーバのクラスタ・サービス同士が通信をし合って、サーバ同士が調停することで、クラスタ・グループを形成する。この際の調停作業には共有ディスクが非常に重要な役割を果たしている。 MSCSは、アクティブ-パッシブ型のクラスタであるため、共有ディスクが単一のノードからしか参照できない。そこで共有ディスクが参照できるかどうかで、クラスタ・サービスのオーナーシップを制御している。正確にはクラスタ構成を管理するデータベースの構成情報(クォーラム・リソースと呼ぶ)を保持している共有ディスクの所有者が、稼働系ノードとしてサービスを提供することになる。 Windows NT Server 4.0、Windows 2000 Serverでは、共有ディスクにSCSIインターフェイスのみをサポートしていたが、Win