「首相任期」「大阪都構想」に引き続き、計量政治学第3弾に挑戦します。 今回は第24回参院選の1人区野党統一候補11勝21敗の「戦果」を分析したいと思います。 この選挙では、民進・共産・社民・生活の野党4党が全1人区で統一候補を立てて戦いました。野党第1党と第2党が選挙協力するこの戦法を、野党側は「一定の効果があった」と総括し、与党側は「民共合作は野合」と非難しています。 つまり、与党側も「効果が無い」とは言っておらず、野党統一候補で勝ち得た11勝21敗という戦果は誇って良いものと誰もが思っている状況です。 しかし果たして本当でしょうか? ちょっと調べてみましょう。 改めて振り返る2016年第24回参院選分析を進める前に、2016年第24回参院選(32議席11勝21敗)を振り返っておきましょう。焦点は1人区の戦果なのでそれに絞って毎度お馴染みのtableauを使ってグラフ表現をします。 そも