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現役警察官・梶が妻を殺害したことを自供、しかし彼が自供(自首)したのは殺害から三日目。ほぼ全面的に自供しながら殺害から自首までの"空白の二日間"に関しては黙して語ろうとしなかった。この"空白の二日間"を巡り刑事(警察)、検事(検察)、判事、弁護士、マスコミがそれぞれの立場から解明を試みる。 この"空白の二日間"の謎を中心に、警察と検察の面子をかけた駆け引き、また殺害動機そのものに対する是否などいくつもの要素が組み込まれたどちらかというと重い雰囲気で進む構成。 中盤は若干忙しい。流れ自体は一貫して静かに重く進むのだが、いろんな要素が絡むことでこの作品の主軸である"空白の二日間"とは違うところで話が進んでいってしまう。それぞれにもっと掘り下げていったほうがいいのか、すっきりさせたほうがいいのか、どっちつかずで中途半端な印象。 最終的にはいろいろな観点から真相にたどり着いていくのだが、正直それで
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天才的だが傲慢な科学者セバスチャンは、政府から最高機密プロジェクトを任されていた。目標は人間を透明にすること。彼はすでに透明化する血清を発明、動物を透明にするところまでこぎつけていた。問題はいかに元に戻すかだ。そんなある日、セバスチャンはついに復元する方法を突き止める。そして、透明化しているゴリラで実験を試みるのだが……。 インビジブル : 作品情報 - 映画.com 意外といっては失礼かもしれないが、ストーリーがしっかりしている。CGを駆使した映像、アクションも見所ではあるかもしれないがそれだけではない。 ネタばれ覚悟で言うと 傲慢で自信過剰な科学者が自らを透明化させることによって狂気性と凶暴性が増していくのだが ただ透明化したからという理由だけでそうなるわけではない。いくつかの複合的な要素が重なりある意味で彼自身追い詰められていく。 その要素自体ははっきりいってベタではある。ベタではあ
累計700万部を超える山崎豊子のベストセラー小説を渡辺謙主演で映画化。監督は「ホワイトアウト」の若松節朗。巨大企業・国民航空の労働組合委員長を務める恩地は、職場環境の改善を目指し会社側と戦うが、懲罰人事で海外赴任を命じられてしまう。パキスタン、イラン、ケニアと次々と転勤を強いられた恩地は、10年後に本社復帰を果たすが、帰国後間もなく自社のジャンボ機が御巣鷹山に墜落するという事件に直面する。 沈まぬ太陽 : 作品情報 - 映画.com 映画は主に墜落事故後をメインに進められる。映画化にさいし、一部省かれた部分があるためか、それともいろんなことが盛り込まれすぎたのか、非常に難しい内容になっている。 大筋は事故後の対応で被害者と真摯に向き合おうとする恩地が会社と相反し、被害者と会社の間で奮闘する姿を描いている。しかし会社の思惑は単にこの事故処理ということだけでなく、それぞれの利権、会社の暗部、さ
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