累計700万部を超える山崎豊子のベストセラー小説を渡辺謙主演で映画化。監督は「ホワイトアウト」の若松節朗。巨大企業・国民航空の労働組合委員長を務める恩地は、職場環境の改善を目指し会社側と戦うが、懲罰人事で海外赴任を命じられてしまう。パキスタン、イラン、ケニアと次々と転勤を強いられた恩地は、10年後に本社復帰を果たすが、帰国後間もなく自社のジャンボ機が御巣鷹山に墜落するという事件に直面する。 沈まぬ太陽 : 作品情報 - 映画.com 映画は主に墜落事故後をメインに進められる。映画化にさいし、一部省かれた部分があるためか、それともいろんなことが盛り込まれすぎたのか、非常に難しい内容になっている。 大筋は事故後の対応で被害者と真摯に向き合おうとする恩地が会社と相反し、被害者と会社の間で奮闘する姿を描いている。しかし会社の思惑は単にこの事故処理ということだけでなく、それぞれの利権、会社の暗部、さ