最後のページをめくった瞬間、ラスト4行を読むために、この本を手に取ったのだと理解した。普段、映画やアニメやサウンドノベルでボロ泣きすることはあれど、小説やライトノベルで泣くことは滅多にない。そんな自分が、本書を読み終えた途端、なんとなくポロッと泣けてしまったのだ。 学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで posted with ヨメレバ 岡田 麿里 文藝春秋 2017-04-12 Amazon Kindle 楽天ブックス 脚本家・岡田麿里さんの自伝である本書。手に取ったきっかけは、「なんとなく」だった。岡田さんといえば、タイトルの『あの花』『ここさけ』をはじめ、数々の人気作品に携わっている脚本家さん。その背景にはどのような経験があるのか、なんとなく気になったので。 そして、興味本位で読んでみた結果がこれだ。 序盤こそ、不登校だった思春期のいろいろな意味でキツい経験に面食らっ
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