東京と札幌間の時間短縮に向け、JR東日本が開発している次世代新幹線「ALFAーX」の試験車両が山口県の工場で、報道関係者に公開されました。 ALFAーXは2030年度に予定している北海道新幹線の札幌延伸に合わせて、時速360キロの営業運転を目指して開発が進められています。 先頭車両の開発には2つのメーカーが携わっていて、このうち8日に公開されたのは、先端部分がより長いタイプです。 「ロングノーズ」と呼ばれるおよそ22メートルの先端部分は、トンネルに入る際などの衝撃を減らし、騒音の低減が期待されています。 試験車両はことし5月に完成する予定で、地震の際の車体の揺れを抑える装置なども新たに備えられることになっています。 現在、東京と札幌間では、新幹線と特急でおよそ8時間かかりますが、JR東日本は次世代新幹線の導入によって、大幅に短縮できるとしていて、旅客機の利用客を呼び込みたいとしています。