―【前編】はこちら― 撮影/長谷川 梓 文/石井 美輪 大学4年生で宝塚歌劇団に入団。 卒業前から仕事をスタート ―そして、見事に慶應大学に合格。 大学入学後はアルバイトでお金を稼ぎながら、念願の“思う存分、趣味生活”に突入。 「それこそ、縁があって小劇場の製作をやらせてもらったりして。小屋を抑えて、チケットを売って、宣伝して、お金を計算したり、照明や音響の仕事を手伝ったり。大変ではあったものの、それはもう毎日が楽しくて。何のために慶應大学に入ったのか、私はスッカリ忘れてしまうわけですよ(笑)」 ―そんな小柳さんが「そうだ、私には宝塚があった!」と思い出すのは、就職活動を考え始めた大学三年生の時。そして、宝塚の人材募集の広告を見つけた小柳さんは即応募。そして、合格。それが大学三年生の冬。単位をほとんど取得していたのと、ゼミの先生の厚意で、大学4年生になる頃には宝塚へ。卒業する前から宝塚歌劇