本記事について 約1500人のIT人材を抱え、そのうち1300人ほどをベトナムなどの海外エンジニアが占める──そんな異色の企業「Sun Asterisk」。企業のDXに携わり、事業のデジタル化を数多く手掛けてきた(参考:5年間でベトナム3位の人気企業に 1500人の多国籍IT集団はどのようにして生まれたのか)。そんな同社の小林泰平代表取締役がモデレーターとなり、有名企業のプロジェクト担当者と対談し、どのようにDXを実現したのかを探る。 日本瓦斯(ニチガス)は近年、デジタルサービスを次々に開発・提供している。既存のエネルギー事業に加え、デジタライゼーション(事業のデジタル化)に成功したのは、まず足元のデジタイゼーション(業務プロセスのデジタル化)を細かく進めたことが関わっている。というのも、同社が提供するデジタルサービスの多くは、もともと自社業務のデジタル化を目的に作った社内システムが原型で