安倍晋三首相の妻昭恵氏の活動について、土生栄二内閣審議官は26日の衆院国土交通委員会で、4月26日から5月25日までの1カ月間にあった外交以外のいわゆる公務(首相の公務遂行補助活動)が0件だったと明らかにした。民進党の宮崎岳志氏の質問に答えた。 外交関係の公務は6件(12日間)あったが、内閣総務官室によると、この1カ月間は昭恵氏の私的行為に政府職員が公務として同行出張することもなかったという。 昭恵氏には現在、経済産業省出身の常勤2人と外務省所属の非常勤3人の計5人の政府職員がサポートしている。宮崎氏は「経産省から官邸に常駐している2人は仕事がなくなった。歴代政権では(夫人付の常駐職員が)いなかったので廃止したらどうか」と指摘した。