『武器としての決断思考』に続く第2弾『武器としての交渉思考』も好調の瀧本哲史氏へのインタビュー。後編は「デモがなぜ無効なのか」から踊る大捜査線論、ミリタリーおたく説の真偽についてライター・速水健朗氏が迫ります。 前編はこちら「「僕の本業は、投資家なので実はあまり目立たない方がいいんです。」瀧本哲史さんインタビュー【前編】」 デモはなぜ意味がないのか? 交渉の必要性 なるほど。で、新刊ですけど、今度はディベートの技術ではなく、交渉の技術の本ですよね。 瀧本 『武器としての決断思考』は個人が自立して意思決定するための本なら、『武器としての交渉思考』はその自立した個人が結社をつくって何事かを成し遂げようという中身なんです。実はこの2冊は、最初から2冊でワンセットという裏コンセプトがあるんです。 最初の本で武器は配って、それで次の本はさあ、集団をつくって戦うぞということですね。軍隊をつくれと。 瀧