サイエンスクリップ 犬は人間に共感する能力を持っている —飼い主の短時間の情動変化にも呼応することを麻布大グループが心拍解析で解明 2019.09.10 内城喜貴 / サイエンスポータル編集長 長く人間と共生してきた犬は人間に共感する力を持っている。犬と人間が日々の生活を共にすることで絆を形成できることは、これまでも指摘されてきた。ストレスが多い現代、飼い犬は飼い主に「癒やし」を与え、ペットとしての愛犬は家族の一員となる。犬が持つ共感力は「癒やす力」に特化したセラピー犬としても活躍している。 このように「犬の力」がますます注目される中で、麻布大学獣医学部の菊水健史教授らの研究グループが犬と飼い主の心拍の変動を詳細に解析した。そして飼い主の短い間のストレスの変化を愛犬が察知し、共感することをデータで示した。研究成果は7月にスイスの心理学専門誌に掲載され、注目されている。 人間の感情が、顔の表
![犬は人間に共感する能力を持っている —飼い主の短時間の情動変化にも呼応することを麻布大グループが心拍解析で解明 | Science Portal - 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9c019c13f07f0e5d28d352f4b16af2a46d400a47/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fscienceportal.jst.go.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F190910_img4_w320.jpg)