梅成情報科学大学が1日に実施した入学試験で、国語の問題文が16進数表記で出題された。同大入試広報センターは「デジタル化時代に対応する受験生の情報処理能力を測るため」と説明。予備校の玉虫ゼミナールによると、このような出題は過去に例がないという。 16進数表記で出題したのは、データサイエンス学科(後期日程)の「国語」。計3問ある大問のうち、大問1では芥川龍之介の短編「芋粥」を16進数で表した文章が出題された。これらの数字と文字を4桁ごとに区切り、シフトJIS規格に沿ってデコード(変換)すると解読できる。 また、大問2では李白の漢詩「孟浩然に贈る」がQRコードで出題。解答も方眼のマークシートを塗りつぶし、QRコードで答えさせる内容だった。入試分析を行う玉虫ゼミナールによると「出典は高校初歩レベル。基礎学力とコード変換力がしっかりと身に付いていれば容易な問題」という。 同大入試広報センターは、出題