さてさて、相変わらず粘土にはまっていて、なんだかんだと作って楽しんで遊んでいる。 ごくたまに突然なにもかもが虚しくなるときがある。 ただの真っ白な柔軟性のある物体が、徐々に形を持ち、着色することによって、思ったそれになる。 何かを作ったりして夢中で遊んでいる時間というのは大変幸福な時間。 しかし、それは突然にやってくる。 僕が理想とするキュンキュンとしてしまう、ラブストーリでもなければ、小田和正でもない。 心を高揚させるものではなく、大きな虚無感。 それがやってきたとき、あれほど夢中になって動かしていた手がゆっくり止まり、手からカランと道具がすっぽ抜けて落ちる。 目の前にある制作物をぼーっと眺め、「私は一体何をやっているのだろう。。。」と考える。 いっときのものだろう、とそのままやり過ごそうとするわけだが、一向に虚無感から離脱できない。 ああ、今日は駄目なのだ、と寝床にガサッと倒れこみ両の