ボクシング・ミニマム級ダブル世界戦(16日、東京・代々木第2体育館)の予備検診が14日、東京都内で行われ、出場4選手とも異常なしと診断された。WBC同級暫定王座決定戦出場の兄・重岡優大(25)と、IBF同級暫定王座決定戦に挑む弟・重岡銀次朗(23)=ともにワタナベ=は「ピリついた」と口をそろえ、対戦相手との初顔合わせに闘志を燃え上がらせた。両者が勝てば史上初の兄弟同時世界奪取となる。 「試合までリラックスしていこうと思っていたけど、相手の顔を見たら一瞬でスイッチが入った。殴りたくなった」と優大。対戦する元WBO同級王者メンデス(プエルトリコ)はリラックスムードで、プロ6戦(全勝4KO)の優大と20戦(18勝6KO2敗)の元王者でコントラストを描いた。