ブックマーク / eetimes.itmedia.co.jp (3)

  • 東京大学、新たな超伝導物質「La2IOs2」を発見

    東京大学は、3種類の重い元素で構成される物質「La2IOs2」を合成し、これが12K(-261.15℃)以下の温度で、電気抵抗がゼロとなる超伝導状態になることを発見した。 12K以下で超伝導状態へ、10テスラを超えても超伝導が生き残る 東京大学は2023年6月、3種類の重い元素で構成される物質「La2IOs2」を合成し、これが12K(-261.15℃)以下の温度で、電気抵抗がゼロとなる超伝導状態になることを発見した。 超伝導状態は一般的に、水素など軽い元素を含む物質で実現しやすいといわれてきた。重い元素のみで構成される物質において、10Kを超える温度で超伝導状態になることは、極めて珍しいという。 こうした中で、ランタン(La)、ヨウ素(I)、オスミウム(Os)からなるLa2IOs2は、10テスラを超えるような強い磁場環境でも超伝導が生き残り、超伝導に前駆する相転移が存在するなど、一般的な超

    東京大学、新たな超伝導物質「La2IOs2」を発見
  • 半導体不足は「ジャストインタイム」が生んだ弊害、TSMCが急所を握る自動運転車

    新型コロナウイルス感染症(COVID-19/以下、コロナ)の感染が世界に拡大する直前の2020年2月11日にお亡くなりになった野村克也氏は、プロ野球の監督時代に、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という名言を残している(『負けに不思議の負けなし』(朝日文庫)という著書もある)。 これは、「勝負は時の運と言うが、偶然勝つことはあっても、偶然負けることは無い」という意味だ。つまり、負けた場合、そこには必ずそれなりの理由があるということである。 2021年に入ってから現在に至るまで、車載半導体の供給不足のためにクルマがつくれないというニュースが連日報道されている。2月初旬に米テキサス州を襲った寒波でドイツのInfineon TechnologiesとオランダのNXP Semiconductorsの半導体工場が停止し、3月19日にルネサス那珂工場で火災が発生した。さらに4月14日、

    半導体不足は「ジャストインタイム」が生んだ弊害、TSMCが急所を握る自動運転車
  • Samsung会長逝去、浮かび上がった半導体業界“3偉人”の意外な共通点

    2014年5月10日に急性心筋梗塞で倒れ、その後意識不明の状態が続いていたSamsung Electronics(以下、Samsung)の李健熙(イ・ゴンヒ)会長が2020年10月25日に死去した。享年78歳だった。 世界半導体業界において、最も優れた経営者を選べと言われたら、筆者なら次の3人を挙げる(以下、敬称略)。 1)1968年にRobert NoyceとGordon Mooreが設立したIntelに、3番目の社員として入社し、1987年に社長兼CEOに就任した故Andrew Grove(以下、Grove) 2)1987年にTSMCを設立したMorris Chang(2018年にCEOを退任) 3)1987年に、父・イ・ビョンチョルの死去に伴い、Samsungの2代目会長に就任した李健熙 IntelもTSMCもSamsungも、この後、急成長を遂げていき(図1)、2010年以降に「ビ

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