【幼い頃へタイムスリップさせてくれるタチアオイの花!】…市内の植物探索(52) タチアオイ(立葵)は和名、ホリホック(hollyhock)は英名で、その名前の通り、立ち上がって成長した茎に、花を咲かせることが特徴的な植物です。一般的には、高さは1〜2メートルにもなり、比較的背丈が高いのが特徴で、立ち上がって伸びた茎の根元から順に花を咲かせ初夏の訪れを告げてくれます。一番上の花が咲くころに梅雨が明けるといわれることから、別名「梅雨葵(ツユアオイ)」とも呼ばれます。 原産は地中海や中央アジアとされ、5万年前のイラクの遺跡から花粉が発見されています。中国では「蜀葵(しょくき・しょっき)」と呼んで、葉や花などを薬用にしました。日本では万葉集や枕草子にも登場し、かつては「唐葵(からあおい)」などと呼ばれ観賞用に栽培されましたが、江戸時代に今の「立葵」になりました。 「葵」とはふつう、この「立葵」のこ
![装丁家・大貫伸樹の造本装丁探検隊](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/06a15c64ba0ceec233d86d71001ebb29a9dcbf5d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.blog.st-hatena.com%2Fimages%2Ftheme%2Fog-image-1500.png)