維新の党共同代表の橋下徹大阪市長と幹事長の松井一郎大阪府知事が衆院選不出馬を支援者の前で表明してから一夜明けた24日朝、両氏は大阪府岬町で街頭演説を行い、初めて公の場で不出馬の意向を表明した。 午前10時ごろから始まった演説では松井氏が先にマイクを握り、「国政に挑戦することは一旦引っ込めた。大阪でとことんやらせていただきたい」と決意表明。続いて演説した橋下氏は「知事がほとんど説明してくれた」と、不出馬の理由について自身はほとんど語らなかった。 その一方で橋下氏は、大阪府議会での議員定数削減や報酬カットを例に「政権交代したときに国民は民主党に期待したが、議員の数、給料を減らすことはやらなかった。だから維新を作った」と民主批判を展開した。 松井氏は「大阪(の衆院選)で戦って(政治的)パワーを持って挑むのか、一歩ずつ着実に来春(の統一地方選)に照準を絞って最後の勝負を掛けるのか、難しい判断だった