何者にもなれない“凡人”だからこそ、ライターになれた 2012年にノリと勢いで開設し、2013年に本格的に更新を始めたこのブログ。 自分としてはそんなに年月が経ったようには思えないし、僕自身も何かが大きく変わったとは思えない。 それでも何年か前に書いた過去の記事を読んでみると、現在の自分とは違った考えや感情が記されていて、なんとも不思議な……むずがゆい気分になることがある。気づいていないだけで自分自身も変化しつつあるのか、文章の書き方が変わってきたからか、はたまたその両方か──。 いずれにせよ、5年以上にもわたってブログを書いていると、それ自体がまるで独立した「人格」ですらあるかのように思えてくるのです。その日その時の自分の姿を記録してきただけの「個人の日記」に過ぎないはずのブログが、その「個人」の現在の姿や思惑とは別に機能しているような。そう感じられる。 ブログが独り歩きを始めることが悪