(CNN) トランプ政権が始まった2017年、経済は順調だった。 雇い主は76カ月連続で雇用者数を増やし――これは当時の最長記録だった――失業率はたったの4.7%と10年ぶりの低い水準だった。企業利益は過去最高に近く、株価も同様だった。全体的には国内総生産(GDP)が年率約2.5%で成長、世界最大の経済国としては適度な数値だった。 ただ、すべてがバラ色だったわけではなく、連邦政府の債務は1950年代以降で最大のレベルに膨れ上がっていた。それでもほとんどの数値が示していたのは、経済は堅調という否定しがたい事実だった。そしてトランプ氏にとって、経済がそこからさらに成長を続けたのは幸運だった。 そして、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を迎える。 以下に示すのは、レーガン政権以降の各政権下で、経済がどのように推移したかを示す10の指標だ。まず、各政権が異なる環境の中でスタートしたこ