【ネタばれ有】 万人が手放しで絶賛する映画など存在しない。むしろ意見が別れない傑作などあっただろうか。 その時代に名を刻む “傑作” は得てして熾烈な議論を巻き起こす。傑作の魔力に取り憑かれると、論理的なディベートを超えた感情のぶつけ合いが起こることも珍しくない。逆に言えば、そうした議論を巻き起こす力を持った作品こそが “傑作” と呼ばれるのだ。 2019年10月4日(金)に公開された『ジョーカー』(原題:Joker)は、そういう意味でも “傑作” の定義に当てはまると言える。本作の評価は絶賛と酷評の2派に留まらず、実に多様性に富んだ意見であふれかえっていた。 現に私は『ジョーカー』鑑賞直後にこんな記事を書くくらいがっかりしていたのだが、映画好きの友人達と意見交換を行ううちに「確かにこれだけ議論できるって “傑作” だよな」と思うようになった。 そこで本稿では、私が見聞きした『ジョーカー』
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