(2010年10月4日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) インドは今、どうやって若い人口を仕事に就かせるか、想像力を働かせ始めている。何しろ、インドの人口12億人のうち、およそ6割が25歳未満だ。増加し続ける人口は、年間8.5%の国内経済成長が提供できる以上の機会を必要としている。 手近にある答えが、中国語を学び、お隣でインド以上の急成長を遂げる中国経済のチャンスをつかむことだろう。 中国語を受けつけずにいることは、もはや賢明ではない 先見の明があるカピル・シバル人的資源開発相(教育相に相当)は、インドの公立学校に中国語教育を取り入れ、インドの言語力向上のために中国政府の協力を得ることを提案した。 実現すれば、長年にわたって英語と国内の地域言語を優先させ、中国語習得の重要性を軽視してきたインドにとって、大きな政策転換となる。 中国語を受けつけずにいることは、もはや賢明なことではないし、イン