『沸騰インド:超大国をめざす巨象と日本』(貫洞欣寛)の感想(10レビュー) - ブクログインドの経済成長、外交・軍事面の広がり、教育格差、カースト制度、宗教問題について、たくさんの取材を重ねて書かれたことが伝わってきました。インドは、近いうちに人口が世界第一位の国となりGDPも日本を抜いて三位になると予測されています。モディ首相の下で、土地開発が行われインフラが整備されており、そこには各国の企業がこぞって参入しています。裕福なインド人は小学生の頃から英語を学び、一流大学を出て世界各国で活躍しています。一方、電気が通っていない場所に暮らし、貧困に喘いでいる人も大勢いるのです。都市と地方の経済格差や宗教間の暴動や核実験など抱えている課題は多々ありますが、超大国インドの動向には世界中が注目しており、今後もモディ首相の一挙手一投足に目が離せません。なお、普段こういう本は読まないので、外交では一方の要求を飲んだらその見返りを求めるのだと初めて知りました。インドへの新幹線導入の背景に原子
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