現在、大学院で日本におけるムスリム(イスラム教徒)第二世代の葛藤とその解消をテーマに研究をしているクレシ愛民(あみん)さん。日本とパキスタンのハーフとして生まれ、名古屋、モーリシャス、南アフリカ、イギリス、パキスタンという、文化も言語も異なる地域で自身の"アイデンティティ"を模索してきました。人種の悩み、宗教の悩み、言語の悩み、ステレオタイプの悩み。葛藤を繰り返した末に辿り着いたアイデンティティは、自らのルーツに誇りを持つ「日本人ムスリム」でした。 ——愛民さん、よろしくお願いします。まずは、名古屋で暮らしていた幼少期の経験から教えてください。このころからアイデンティティの葛藤があったのですか? 「はじめはインターナショナルスクールに通っていたのですが、葛藤の記憶は特にありません。日本語の授業だけが苦手だったことがあまりに悔しく、途中で公立の小学校に転校することにしました。環境は変わりまし
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