セブン&アイ・ホールディングスはこのほど、NTTドコモ、フードダイバーシティと連携し、都内のイトーヨーカドー6店舗で「食品判定システム」の実証実験を始めた。顧客がスマートフォンなどの専用アプリで店舗の棚に並ぶ商品を撮影すると、イスラム教徒(ムスリム)や完全菜食主義者(ビーガン)が口にしてよい食品か判断の助けとなる情報を、色分けした枠で表示する。プライベートブランド「セブンプレミアム」の食品約2900点が対象だ。(オルタナ編集部) 専用アプリによる食品判定の利用の流れ。売場で棚に並ぶ商品を撮影すると、視覚的に分かりやすく情報が表示される。なお商品棚を認識するシステムのため、一つの商品だけを近くで写してもアプリには認識されない近年、東南アジアなどからの訪日旅行者が増加し、ムスリムやビーガンなど「食の禁忌」を持つ人も増加している。そうした人が日本で食品を購入する場合、日本語で表記された原材料名を