ブックマーク / note.com/fumiken (3)

  • 働くことと、貯金すること。|古賀史健

    人の貯金好きは、否定的な文脈のなかで語られることが多い。 なんの目的もなく、ぼんやりとした「いざというとき」のため、日人は貯金をする。そして「いざというとき」は訪れぬまま、その財産は子どもたちに相続される。90代の親が残した財産を、70代の子どもが相続する。70代の子どもはそれを消費に回さず、やはり「いざというとき」のために貯蓄し、やがて90代を迎え、70代の子どもたちに引き渡す。 何度も聞かされたし、ぼく自身何度も口にしてきた貯金にまつわる「いざってなんだよ問題」である。 けれど、こと仕事に関していうと、ぼくも「いざというとき」のため、貯金に勤しんでいる感覚がある。 先週末から NewsPicks で、糸井重里さんの「イノベーターズ・ライフ」という連載がはじまった。幼少時代から現在までを語る、日経新聞「私の履歴書」のようなコーナーだ。ぼくは構成役として、インタビューと執筆を担当させ

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    brows 2017/08/22
  • 共感せずに、理解をしよう。|古賀史健

    「自分が理解できたことだけを書こう」 若いライターさんに、よくアドバイスする言葉です。誰かに取材をして、いろんな追加資料を読みあさって、ああでもないこうでもないと考えつくし、いよいよ原稿を書きはじめる。このとき書いていいのは「その人から聞いたこと」ではなく、「自分が理解できたこと」だけなんですね。 理由はおおきくふたつあります。 第一の理由は、「自分が理解できていないことを誰かに伝えるなんて、ましてやそれを理解してもらうなんて、無理に決まってるでしょ?」というシンプルなもの。これはまあ、割に納得してもらいやすい話だと思います。 もうひとつの理由は、「理解と共感はぜんぜんちがう」ということ。きょうの題はこちらです。 取材相手の考え、発言、価値観について、共感できないことは当然あるでしょう。もちろん原稿を書くうえで取材相手に共感できればそれに越したことはないのですが、ライターにとっての「共感

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    brows 2017/04/07
  • 好きを仕事にする、について。|古賀史健

    好きを仕事にする、とはなかなかたいへんなものだ。 たとえば、ぼくがメガネ屋だったとき。就職のきっかけは、「この人見知りをどうにかするには、接客業をやったほうがいいだろう」「接客業のなかでいちばんラク(ひま)なのはメガネ屋だろう」くらいのものでしかなく、当時は視力も2・0で、メガネと無縁の生活を送っていたのだけど、それでもまじめに仕事をしていると、おもしろいと思える瞬間は何度もあった。 メガネという道具のことを知り、メガネと一緒に生きているひとたちのことを知り、検眼やレンズ加工などの技術をおぼえ、接客の流れも板につきはじめると、「おれ、もしかしたらメガネが好きかも」と思えてくる。「みんなあんまり知らないけど、メガネって意外とおもしろいんだよ」と言いたくなる。なんならいっそ、この仕事を一生続けるのもありじゃないか、それだってしあわせな人生じゃないかと思えてくる。メガネまわりに情がうつり、好きだ

    好きを仕事にする、について。|古賀史健
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    brows 2016/08/03
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