前職の社長が投資委員会で「この場で話されていることは、お天道様が見ていると思え」と話したことを今も時々思い出す。ファンドにありがちな、知能はあるけど精神的に未熟な若手がお客さんに対してとても上から目線な物言いをしていたとき、釘を刺すために放った一言だ。 五常の仕事をするようになって、これは死活問題となった。投資の意思決定をするときの議論において、この会話が投資先の人に聞かれてたとしても信頼関係を結んでいけるのだろうかということはよく考える。具体的には、相手に対する敬意に基づいた議論がされているかどうかを自省するわけだ。 僕の考えるところによると、内部の議論で相手をバカにしている団体というのは、その精神的な臭気がちゃんと外部にも醸しだされていて、結果としてとても感じが悪くなる。残念なことに、プロフェッショナルファームや財団・ファンドには、そうなってしまっている組織が結構ある気がする。結果とし

