事前票読みで90カ国固める=途上国援助、政府の支援で-大阪万博 2018年11月24日20時03分 2025年国際博覧会(万博)の大阪誘致が決まった。博覧会国際事務局(BIE)加盟国による投票について政府関係者は24日、「90カ国が大阪支持を固めていた」と事前の票読みを明らかにした。国際協力機構(JICA)や政府開発援助(ODA)を材料に支持を呼び掛けるなど、政府の強力な支援が奏功したようだ。 投票前、自民党関係者も英国やアルゼンチンなど大阪支持を明確にしている約17カ国を含む「90カ国は大阪に票を入れる」と自信をのぞかせていた。1回目の投票では日本の票読みを下回る85票だったが、決選投票は92票を獲得し、政府関係者は「想定内」と笑顔を見せた。 加盟国の中で、投票できるのはBIEに分担金を納めた国だけだ。当初は130カ国程度が投票権を持つとみられていたが、総会直前に支払う国が相次ぎ、最終的