前に万年筆の話をしたけれど、万年筆には極細字用があって、これは手帳に記入するときに書き込みやすい。日本製は、漢字を書くこともあって、細字の筆記具が優れている。 しかし、ボールペンと違って、細かく書きやすく疲れないけれど安い手帳だと紙がペラペラで裏に透けてしまうことがある。百円均一の店で買ったものに、そういう手帳が多い。 手帳と言えば、来年に向けての販売が大詰めの季節だが、手帳の宣伝となると、それに出る文化人やビジネスマンたちの手帳自慢が必ずある。 そこに、今話題の猪瀬都知事も出ていた。五年位前のことだと知らされた。「徹底書き込み」「超多忙な毎日を管理」「いくらでも書き込め、ちゃんとした資料にもなる」という見出しが躍っている。 では、今「記憶が無い」などと言っている5000万円のことも、手帳を見れば判るだろうとツッコミを入れられてしまっている。 そういえば、猪瀬さんは信州大学の学生時代は中核