中国の上海市で6月、50代の日本人女性が当局に拘束されたことがわかった。日中関係筋が明らかにした。容疑の詳細は明らかになっていないが、「スパイ行為」の疑いをかけられている可能性があるという。 関係筋によると、女性は民間人で、もとは中国籍だったが、日本国籍を取得したという。中国には住んでおらず、日本から渡航して拘束された。別の関係筋によると、女性は東京都内の日本語学校の経営に携わっていたとの情報もある。 中国当局は5月、遼寧省と浙江省でいずれも50代の日本人男性2人を「中国内でスパイ活動に従事していた」として、反スパイ法と刑法を根拠に相次いで拘束。中国政府は9月30日、2人を逮捕したと認めた。上海で拘束された女性が、この男性2人と関係があるかどうかは不明だ。 日中関係筋によると、今年5月… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有