公法学・私法学・刑法学・経済法/社会法、それぞれの学問分野を可能な限り取り上げ、戦時期における法学者の格闘と、その営為としての「戦時法学」の実態に迫り、21世紀の法および法学研究の羅針盤の発見を見通す作業の書である。(2016.3.20) 定価 (本体5,600円 + 税) ISBN978-4-87791-272-7 C3032 415頁 ちょっと立ち読み→ 凡例 第1章 戦時法/戦時法学研究の諸前提 第1節 戦時法研究の可能性 1 本書の分析視角……出口雄一・松本尚子 2 戦時日本における法治主義の解体……小野博司 第2節 戦時法研究をめぐる作業概念 1 戦時法研究をめぐる作業概念の変遷について ――ドイツ法史の立場からみた「現代法」を中心に……松本尚子 2 総力戦体制論と日本法史……小石川裕介 3 《植民地近代化論》……岡崎まゆみ 4 ドイツとの比較論 ――ナチス体制ないし戦時体制の理