東北大学と高輝度光科学研究センターの共同研究グループは、リチウムイオン電池に用いる酸化物正極材料から、酸素が抜ける現象を詳細に評価し、そのメカニズムを解明した。高い安全性が求められる次世代蓄電池への応用が期待される。 クーロン滴定法とX線吸収分光測定を組み合わせて評価 東北大学多元物質科学研究所の雨澤浩史教授と中村崇司准教授、木村勇太助教および、高輝度光科学研究センターの為則雄祐主席研究員と鶴田一樹研究員らによる共同研究グループは2021年6月、リチウムイオン電池に用いる酸化物正極材料から、酸素が抜ける現象を詳細に評価し、そのメカニズムを解明したと発表した。高い安全性が求められる次世代蓄電池への応用が期待される。 リチウムイオン電池では、酸化物正極材料(リチウム-遷移金属複合酸化物)から抜けた酸素が電解液などと反応し、蓄電池内部でガス発生や異常発熱などを引き起こすことが分かっている。しかし
日産自動車のパートナー企業で、電気自動車(EV)向けリチウムイオン電池事業の譲渡先である中国・遠景科技集団(エンビジョングループ)は、英国でバッテリー生産を増やすプロジェクトを早期に計画していると最高経営責任者(CEO)の張磊氏がブルームバーグ・ニュースに語った。 非公開情報を理由に事情に詳しい関係者が匿名を条件に語ったところでは、日産は英イングランド・サンダーランドでバッテリー工場の設備を増強するエンビジョングループとの合意を今週にも発表する可能性がある。今回のプロジェクトは、日産の英国でのEV戦略見直しの一環という。 エンビジョングループはまた、フランスの自動車メーカー、ルノーの手頃な価格帯のEV向けにバッテリーを供給する工場を仏北部に建設するため、最大20億ユーロ(約2640億円)を投じる計画だ。マクロン仏大統領が28日に正式発表した。 中国の遠景、ルノーEV向けバッテリー工場を仏に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く