中国のセムコープ・アドバンスト・マテリアルズ・グループは5月5日、米国オハイオ州シドニー市で製造工場を設立すると発表した。9億1,600万ドルを投資し、工場の面積は約85万平方フィート(約7万9,000平方メートル)で、約1,200人を雇用するという。この計画は、オハイオ州デイトン地域における過去最大の設備投資で、同州における最初の外資系企業として、また、セムコープにとっても最大の投資案件の1つとなる。同社は上海に拠点を置く、世界最大のリチウムイオンバッテリー用セパレータフィルムメーカー。セパレータフィルムは、バッテリーの正極と負極の間に設置される膜で、正極と負極との接触を防ぎ、電解質イオンを通過させる機能を持つ。 同社の工場は、ミルクリークとクターロードにあるシドニー・オハイオ工業団地に建設される予定で、この工場で生産されるセパレータフィルムは、主に北米の大手電気自動車(EV)用バッテリ
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