米スタンフォード大学などの研究チームは、次世代の蓄電池として有望な全固体電池で起きる故障の原因の一つを解明した。固体電解質中にできた微細な亀裂が充電中に大きくなって故障が引き起こされるという。亀裂が入らないように製造時に工夫すれば防止できる可能性がある。急速充電しても故障しにくい全固体電池の実現に道を開く成果だ。研究成果は英科学誌ネイチャー・エナジーに掲載された。蓄電池は電気を通す電解質を正と
日産自動車は、4日―3月1日まで横浜市西区の本社で開く、未来のモビリティー(移動)技術を体感できるイベントの概要を発表した。その一環で将来技術を搭載した電気自動車(EV)のコンセプト車「マックスアウト」を2日に公開した。イベントでは持続可能な社会を実現する技術も紹介し、同社が描く未来のモビリティーを訴求する。 マックスアウトは、2人乗りのオープン車。日産が2028年度の投入を目指す全固体電池の搭載を前提に開発した車台を採用した。全固体電池はエネルギー密度の向上などで小型軽量化が見込まれる。コンセプト車では基幹部品の小型化で高まるレイアウトの自由度などを生かしたデザインを採用し、同社のビジョンや革新性を表現した。 イベントでは次世代技術の専門家などを招いた参加型のパネルディスカッションも開催する。日産のパンディクシラ・ポンズ理事は「お客さまが将来の運転にどのような夢を描いているかを直接お聞き
産業技術総合研究所(産総研)は、金属ナトリウム(Na)を添加することで、グラファイト層間化合物(GIC)を高速かつ簡便に合成できる方法を開発した。リチウムイオン電池材料などに用いられるGICの大量生産が可能となる。 250℃の低温で、しかも数時間という速さでAEC6を合成 産業技術総合研究所(産総研)は2023年1月、金属ナトリウム(Na)を添加することで、グラファイト層間化合物(GIC)を高速かつ簡便に合成できる方法を開発したと発表した。リチウムイオン電池材料などに用いられるGICの大量生産が可能となる。 グラファイトは、グラフェンを弱く積層した物質で、GICはこのグラフェン層の間にさまざまな原子や分子を挿入(インターカレート)した物質である。層間に入れる原子の種類によって、導電性やガス吸蔵性、超伝導性などに違いが出るという。このため、GICを原料にしたグラフェン合成技術の開発が進んでい
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