先週と今週の週刊新潮に掲載された吉本興業前会長・林裕章の未亡人である林マサさんの告発手記は衝撃的であった。 林さんは、吉本の怪芸人・中田カウスによって吉本が潰されると訴えていた。 告発手記によると、中田カウスは山口組5代目会長(1989年~2005年)の渡辺芳則のパーティに出席し、渡辺と知り合いになったことをいいことに「5代目と懇意である」と殊更に芸人の前でアピールし、自分に逆らうと5代目が黙っていないと芸人を脅かすようになった。芸人は誰もカウスに逆らえなくなった。 芸人だけではない。カウスは"5代目の威光"を振りかざし、経営陣にも食い込んだ。吉本のトップ芸人である笑福亭仁鶴らを押し退け、仁鶴の1年も前、2004年に吉本の特別顧問に就任した。経営陣に自分と山口組との関係をアピールし、自分を特別顧問にさせたのだ。 カウスは吉本興業本社内に自分専用の顧問室を作らせ、NGKでの空き時間に