2020年10月4日のブックマーク (2件)

  • 日本学術会議会員の任命拒否について私の考えるところ

    2020年10月4日 日学術会議会員の任命拒否について私の考えるところ 松沢裕作 内閣総理大臣が、日学術会議が推薦した次期会員のうち、6名の任命を拒否したことについて、思うところを書きます。 この問題は、まず法律の問題、形式の問題として問われるべきです。すでに幾人かの法律家から、「推薦に基づいて、内閣総理大臣が任命する」という法の形式において、内閣総理大臣が推薦を拒否することは、原則的にはできないのではないか、という疑義が呈されています。菅内閣総理大臣は、法に違反した手続きをとったのではないかが問われるべきです。 次に、この首相の措置が不当であると考えられるのは、「推薦に基づいて、内閣総理大臣が任命する」という法の形式において、「推薦に基づかず」任命をおこなわなかった場合には、かなり重い説明の責任が、任命しなかった側に発生するだろうということです。今回の非・任命について、6名のみに、合

    budgerigars_budgies
    budgerigars_budgies 2020/10/04
    優先順位の話について。この価値観が前提として共有できる人間がこの国では少数派らしいことに嫌気が差すんだが、これはその少数派に向けた文章なので少し救いがある。
  • 読書猿『独学大全』~待ち焦がれた傑作、それでも、足らないもの|ばる|専業読書家(人文学)

    3年、待っていた。自身、独学者を志し今年はじめに会社を辞めるとき、少なからず不安はあった。でも、どこか「その頃には『独学大全』も出るしな」と思って気持ちを落ち着けていたところがあった。 それぐらい、自分にとって信頼の置ける論者の一人である。ブログもそれなりに読んでいるし、が出ればすべて買う。いちファンであり、それゆえに、書をフラットな目線でレビューすることは難しい。 一方で、書を最も我が身に引き付けて読む必要がある切羽詰まった読者・実践者として、おそらく殆どなされないであろう批判的な読みを残しておくことに、一編の価値があろうと思う。 で、肝心の中身である。 書は、ずいぶんに難しいである。内容が難しいとか、読解にものすごいパワーを要するとかではない。ものすごく長い(紙版で800pある)けど、必要な長さだと感じるし、事典として折に触れて読み返すべく編まれたとしても、まっとうに必要な

    読書猿『独学大全』~待ち焦がれた傑作、それでも、足らないもの|ばる|専業読書家(人文学)
    budgerigars_budgies
    budgerigars_budgies 2020/10/04
    ブコメ辛辣だなぁ。総評としては絶賛しつつも、大全という形式であることと独学者に向けた本であることの噛み合わせの悪さと、その弱点を補う工夫が足りないという批評でしょう。腑に落ちたし参考になった。