私、遠山雄亮は日本将棋連盟でプロ棋士をしている。 将棋のプロというと、 羽生善治(はぶよしはる)竜王 加藤一二三(かとうひふみ)九段(通称:ひふみん) 藤井聡太(ふじいそうた)七段 この3人であれば皆さんご存じではないかと思う。 この3人は「中学生でプロ棋士になった」という共通点があり、将棋界の超エリートである。羽生竜王と加藤九段は何度も将棋界のトップに立った。近い将来、藤井七段がトップに立つ日が来てもなんら不思議ではない。中学生プロ棋士にはそのくらいの未来が期待されている。 対して、私は年齢制限ギリギリの25歳でプロ棋士となった。残念ながらエリートとはほど遠いが、エリートとは違ったプロ棋士人生を楽しんでいる。 将棋のプロ棋士になるには『奨励会』という下部組織で一定の成績を収める必要があり、年間に4名しかプロ棋士になれないため、「東大に入るより難しい」と言われることもある。私は奨励会を卒業