自閉症スペクトラム(ASD)の人は特定の分野については驚異的なまでの集中力と知識を持つものの、他人の表情を読みとることが難しく、時として顔と、場所と、出来事が混然とするという。これにより、対人関係の形成が難しく、想像力や柔軟性が乏しく、変化を嫌うと言われている。 従来の研究からは、ASDの人は視覚と聴覚を認識するタイミングにズレがあることが分かっている。このため、目に見えている物体と音が発せられている音源を一致させることが難しいのだ。
![自閉症スペクトラムの人は何が写っているかに関わりなく写真中央に強く引きつけられる傾向があることが判明(米研究) : カラパイア](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d0ac6ac6d77ce5b9c2992eec14ab0de037489c05/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Flivedoor.blogimg.jp%2Fkarapaia_zaeega%2Fimgs%2F2%2F6%2F26897dbd.jpg)
自閉症の子供たちの日常は恐怖に満ち溢れている。言葉がうまく話せないので言いたいことが伝わらないし、人とコミュニケーションをとるのが怖い。音量調節ができないので、必要のないノイズまでガンガンと耳に鳴り響く。いつ発作が起きるかわからない。 そんな自閉症の子供たちを支援すべく、海外では訓練された介護犬がその保護に当たっている。不安と恐怖に満ち溢れた生活も、犬が最初の友達になることで、子供たちに安心や勇気を与え、外の世界へと導いてくれる。 ニュージーランドで暮らすジェームズ・アイザックくん(9歳)も自閉症と診断され、話すこともできず心に大きな壁を持っていた。そんなジェームズくんの最初の親友となったのは、介助犬のマヘさん(3歳)である。マヘさんはジェームズくんを守ることにいつだって全力だ。 発作の原因を調べるためにMRI検査をするときも、ずっとジェームズくんのそばから離れようとしなかった。ベッドの上
英国自閉症協会が、自閉症の子どもたちが実際に体感する世界を再現した映像「あなたは最後まで耐えられますか?(Can you make it to the end?)」を公開した。 「自閉症」という名前は一般的に知られてはいるが、その名前しか知らない人、間違った認識を持っている人、私には関係ないと思っている人、世間の「自閉症」に対する理解は、それほど進んではいない。そこで同協会は、自閉症に対する正しい理解を促すためにこの動画を作成した。 まずは自閉症の子供たちの見る世界を体感してみよう。
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