テレビの映画番組の解説者として人気だった水野晴郎氏が、自らメガホンを取った作品が『シベリア超特急』シリーズだ。今回紹介する作品は、その第1作にあたる。 映画を批評する立場の水野氏が、自分の納得のいく映画を撮ろうと立ち上がり、どんなすごい作品を作るか……と思ったら、これが拍子抜けのB級作品。映画評論家の仲間たちは、酷評と賛美で真っ二つに別れたという。 しかし、B級映画ファンの間でじわじわと人気が高まり、賛否どちらの立場からも愛された。その結果、『シベリア超特急』シリーズは映画5本と舞台作品2本の全7作まで制作された。シリーズ集大成として、『シベリア超特急・ファイナル』というべき作品も準備されていたようだ。しかし水野氏の死去(2008年)で立ち消えになった。 ところが最近になって、同シリーズにレギュラー出演し、水野氏の一番弟子という西田和昭氏が続編を手がけると報じられた。賛否両派とも待望の新作
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