難聴乗り越えプロへ ドラフト西武５位、佐賀工・山田選手 - 西日本新聞難聴乗り越えプロへ ドラフト西武５位、佐賀工・山田選手 2014年10月24日（最終更新 2014年10月24日 10時39分） 埼玉西武にドラフト５位指名され、チームメートに胴上げされる山田遥楓選手＝２３日午後７時ごろ、佐賀市の佐賀工業高校写真を見る 「野球をやめないで良かった」。プロ野球ドラフト会議で埼玉西武ライオンズから５位指名を受けた佐賀工業高校の山田遥楓（はるか）選手（１８）は２３日夜、佐賀市の同校で喜びを語った。強肩強打の遊撃手。山田選手は先天性の難聴で右耳がほとんど聞こえない。努力を積み重ね、憧れのプロの扉を開いた。 難聴は３歳児健診で判明した。補聴器は着けていないが、聞きづらく、左耳を向けることもある。野球は兄の晟雅（せいま）さん（２０）の影響で小学２年から始めた。母の裕佳子さん（４３）は頼もしく感じたが「事故でもあって、左耳も聞こえなくなったら」と不安だった。 中学時代は
