JR西日本が北陸新幹線の延伸でルートが決まっていない敦賀(福井県)―大阪間について、福井県小浜市と京都駅を通る「小浜・京都ルート」を検討していることが29日、わかった。敦賀―大阪間はすでに3ルートが検討されており、四つ目となる。新ルートは観光客を増やす効果がより大きいとみている。 すでに検討されている3ルートは、国が1973年に定めた整備計画にある福井県小浜市から大阪に向かう「小浜」のほか、滋賀県米原市で東海道新幹線に接続する「米原」、琵琶湖の西側を通る「湖西」。 新ルートは、「小浜」を一部たどってから京都駅につなげる。これまでの3ルートの建設費や所要時間、経済効果などを比べる中で浮上したという。観光客を増やしたい北陸と、すでに国内外からの観光客が多い京都を結ぶことで相乗効果が期待できると判断している。 延伸ルートをめぐっては、関西… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読