スコットランド独立の是非を問う住民投票の行方をめぐり、さまざまな報道が飛び交うようになってきました。7日には「独立派が初のリード」と報じられましたが、実情をどこまで理解しているのかよく分からない報道もよく見かけます。 自治政府の独立国家像を読みますと、国籍問題が気になりますが、本質は、共通の君主を頂く英連邦の一員となる一方、共通通貨のある欧州連合(EU)の加盟国のようになることにあります。ならば「連合王国」の英国にとどまることが一番ですが、独立に都合のいい精神論でその議論はぼかされています。 英作家、ジェフリー・アーチャー氏は最近の作品で、間違っている話をうのみにし、そのせいで偏見を持つ-と登場人物に語らせていました。意図的に本質や現実をねじ曲げた“むなしい報道”はどんな場合でも要注意です。(編集長 蔭山実)
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