多摩都市モノレール(東京都立川市)は27日、多摩モノレールの乗客が延べで5億人を突破したと発表した。同社によると、開業から13年7カ月目での5億人突破は、国内のモノレールでは最速という。 多摩モノレールは98年11月開業。上北台(東大和市)−多摩センター(多摩市)間16キロを結ぶ。通勤・通学客が多く、約半数が定期利用者。今年5月の1日あたりの平均乗客数は約13万9000人だった。 同社は、多摩地域を南北に走る路線がなく潜在需要があったことやJR立川駅周辺で再開発が進んだ点、沿線の宅地開発の進展などが利用者増につながったとみている。同業他社では東京モノレールが22年12カ月目、大阪モノレールが21年2カ月目で5億人に達したという。 多摩都市モノレールは5億人達成を記念し、28日午後4時ごろから4駅(高幡不動、立川北、玉川上水、多摩センター)でオリジナルエコバッグを計2000個配布(なくなり次