西アフリカのマリで新たにエボラ出血熱の感染が確認された女の子について、WHO=世界保健機関は隣国のギニアから入国した際にはすでに症状が出ていたと指摘し、国をまたいだ感染の拡大を防ぐことの難しさが改めて浮き彫りとなっています。 西アフリカで患者が増え続けているエボラ出血熱について、マリの政府は23日、国内で初めて感染者を確認したと発表しました。 これについてWHOは24日声明を出し、感染が確認された2歳の女の子は隣国ギニアで葬儀に出席した祖母とともにバスでマリに移動し、その時にはすでに鼻からの出血などエボラ出血熱の症状が出ていたと指摘しました。そのうえでWHOは、「バスで移動している間に大勢の人が感染の危険にさらされた可能性がある。WHOは緊急事態と捉えている」として強い懸念を示しました。 WHOは、マリ国内での感染拡大を防ぐため、地元政府とともに女の子の診療に関わった医療従事者10人を隔離
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