メニューを開閉する 大きなリュックで横歩き 「カニ族」。日帰りバスツアーでカニ食べ放題に行く人たち、というわけではありません。でも「カニ」はあの、海や川にいるカニ。「カニ族」とはいったい何なのか…? これは1960年代後半から70年代末に流行した言葉で、現代で言えば「バックパッカー」でしょうか。大きなリュックサックを背中に担いで、旅をする若者たちを指した言葉なのです。 当時、お金はないけど時間はあるという若者が多かったため、低予算で旅行に出掛けることを趣味としている人が大勢いました。そのような若者を「カニ族」と言ったわけですが、では、なぜ「カニ」なのでしょうか。自身も「カニ族」だったという作家の立松和平氏は自著のなかで次のように解説しています。 学生時代、私はカニ族であった。横に広い大きなザックをかついでいるので、列車の通路などはまっすぐに通れない。身体を横にしてカニ歩きしなければならなか
![NHK|ニッポンのポ >> 俗語辞典 >> 北を目指して横歩き「カニ族」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/be9f9c341b3258467d225bf5a934706f3a40baf3/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.nhk.or.jp%2Fpo%2Fmedia%2F150423kanizoku_EC.jpg)