サウスカロライナ州コロンビアで米国旗と州旗が半旗となる中、高く掲揚される南部連合旗(2015年6月18日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Sean Rayford 【6月19日 AFP】黒人9人が死亡した教会での銃乱射事件が起きた米南部サウスカロライナ(South Carolina)州では、事件発生翌日の18日、各地で半旗が掲げられた──ある一つの際立った例外を除いて。 州都コロンビア(Columbia)の州議会議事堂前では、南北戦争時の南部連合の戦旗が事件後の今も高く掲揚されており、奴隷制を支持し米国からの分離独立を宣言した南部が敗れてから150年以上が過ぎた現在、この旗の持つ象徴性をめぐる議論が再燃している。 13の星がX形に並べられたこの赤・青・白の旗には多くの南部住民が共感しており、同州チャールストン(Charleston)のエマニュエル・アフリカン・メソジスト・エピ