祇園祭・前祭(さきまつり)の山鉾(やまほこ)巡行(17日)が、台風の最接近と重なる見通しになった。 祇園祭山鉾連合会によると、大型の鉾は強風で倒れることも心配されるため、暴風警報が発令されれば巡行を中止せざるを得ないという。関係者らは台風の進路に神経をとがらせている。 同連合会は15日、山鉾を飾る懸装(けそう)品や提灯(ちょうちん)を撤去するなどの対応を検討するよう注意喚起。各山鉾町は山鉾をビニールシートで覆ったり、提灯を外したりといった作業に追われた。 四条通に立つ大型鉾の一つ、函谷(かんこ)鉾は、鉾の中心部を貫く真木(しんぎ)の上部をワイヤロープなどで固定した。同鉾保存会の岡本正理事長は「付近は人通りも多く、万が一のことがあってはならない」と話す。 同連合会は台風の影響を見極め、17日午前5時半までに巡行の可否を決める。 京都市によると、山鉾巡行は、疫病の流行や太平洋戦争の混乱で中止・
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