スーとスタッフは、今年も、読者の皆様の幸福と健康を心からお祈りします。 「妖怪通信」をご覧になったら、感想やコメント等のお便りや、リンクを張って頂けると有難く思います。 さて、亥年の年初にあたり、今年にふさわしい民話を選びました。 それはね・・・ 昔々のことだ。 猪苗代ていう所は、今みてぐ、田圃なんかなくて、 芦だの葦[よし]だのそんなものしか生えて無え、 あたり一面湿地だった。 畑だといったって、猫の額ほどの畑があっただけだ。 そんなとこに長瀬川があった。 その川はな、暴れ川って呼ばっちな。 なんでかというと、雨、ちいっと降ると溢れて、洪水になっちまう。 それはひどかったツ~話だ。 (こんな調子で語りが始まったのですが、 以下では目で追うときの容易さを考慮しました。)