都会に出て ふと空を見上げると ビルの最上階に 明かりがともっている。 あそこに住む人は どんな人なんだろう お部屋はどのくらいの広さで どんな暮らしをしてるんだろう。 そんなことをたまに思う。 その、見上げていた 雑居ビルのお部屋。 建物は昭和42年築。 質実剛健でいて 趣がある外観。 けれど、 部屋はリノベーション済みで 洗練されてる。 リビングとキッチンが、 下の階にあるメゾネット。 透かし階段のあるメゾネットは ドラマや映画で見る 都会のアイコン。 ただひたすらに、憧れる。 白いボードの向こうは こんなキッチン。 なんだ こんなにおしゃれなら 隠さなくっても良くない? おしゃれだけじゃないよね、 L字型カウンターは 料理しやすい作り。 流しの横には 洗濯パンがあるそうで 家事動線としても かなり優秀。 え! 洗濯もの、 外に干してもいいの? そっか、 あのななめのところが こんな風