何年も前に建て替えた実家とか 記憶に残るおばあちゃんの家とか、 昔は垢抜けないと思っていたけれど、 いま振り返ると素敵だったなあ、 なくなってしまって惜しいなあと 思うことってありませんか? 子どもの頃は気づけなかった 和室の立派な設え、 壁一面がタイルになったキッチン、 模様の入ったすりガラス。 天井の意匠とかも。 そんな、思い浮かべると懐かしくなる 古い良さが詰まっていながらも、 新しい可能性を秘めた古民家の紹介です。 外観からして古くて良いお家。 渋いグリーンタイルが張られた外壁も 子どもの頃はその魅力に 気付けなかったに違いない。 こういう洋風のファサードの家、 よくあったよなあ…と思いきや、 本物件はじつは木造の町家。 平らに立ち上げ、タイルで覆った 正面部分が独特の存在感を放ちます。 間取り図を見ると 町家であることがわかりやすいかも。 京都市北区、立命館大学衣笠キャンパスの